ハマって半年で自担が脱退発表した話
※ファン歴浅い人がきれいごとを並べてひたすら語ります。苦手な人は読むのをお勧めしません。
2018年4月15日。
初めてアイドルのファンになった、渋谷すばるくんが脱退発表をしました。
関ジャニ∞にハマってわずか半年。こんなことになるとは思いませんでした。
発表2日前からすでに脱退するかもしれないという記事が出て。
その時の私は、全く信じていませんでした。
むしろこんな記事を書かれたことに腹が立っていました。
それほど渋谷すばるくんは、「脱退」というフレーズから一番遠い存在でした。
関ジャニ∞が大好きで。メンバーが大好きで。それはファンも見てわかるぐらいでした。
「一生アイドル」「どうせ死ぬまで一緒」「一緒にくそじじいくそばばあになりましょう」
こんなことも堂々と言っていた人だったから。
7,8周年あたりで壁にぶつかって。関ジャニ∞にいるか死ぬほど悩んで。
それでもグループにいることを決断し、悩みも乗り越えたと言っていたから。
関ジャニ∞は一生7人だと。永遠はあるものだと信じていました。
でも、そんなことはありえなくて。一瞬にして目の前が真っ暗になりました。
画面に表示される「渋谷すばる脱退」の文字が全然理解できませんでした。
相当パニック状態になって。もしかしたら夢かもしれないとも思いました。
ですが、しばらくたってメンバー全員での記者会見が始まって。
みんな真剣な表情で。中には涙ぐむ人もいて。
そこでやっと「渋谷すばる脱退」が現実なんだと理解しました。
理解してからは「なんで?」という疑問ばかりでした。
あの時の永遠を連想させる言葉は何だったの?7人で関ジャニ∞なんじゃないの?
なんで今更抜けるの?メンバーとファンを置いてけぼりにするの?
メンバーが大好きなんじゃないの?悩みを乗り越えたって言ってたよね?
このような負の感情がぐるぐるしてて。
すばるくんを応援するという気持ちにはすぐにたどり着けなくて。
泣くという感情も追いついていませんでした。
こんな気持ちのまま、用事があったので外に出ました。
そして夜に帰宅して。少しだけ気持ちを落ち着かせることができました。
そのころには会見の様子がニュースになっていたので、とりあえず落ち着いて状況を整理し始めました。
それから色んなeighterの意見や考えを見ました。
最初はただただ疑問しかなく負の感情を抱いていましたが、
冷静になって脱退の経緯を深く考えました。
すばるくんは「関ジャニ∞を脱退する」ではなく、「ジャニーズ事務所を退所する」と言いました。
その言葉を聞いて、ああそうか、すばるくんは関ジャニ∞を抜けるのではなくて事務所を抜けるのかと理解しました。
関ジャニ∞が大好きな人だから、この言葉が出てきたのかと。
ずっと関ジャニ∞・渋谷すばるの文字は消えないと。少し救われました。
そして理由は、音楽を深く追求するために海外で学びたいと思ったから。
なんともすばるくんらしい理由だなと思いました。
すばるくんはずっと音楽に生きていました。赤いコードを首に巻き付けて
必死に歌う姿は、まるで赤いコードという血管から酸素を回しているようでした。
歌うことで息をしているようでした。
そんなすばるくんが作り出す音楽が私は大好きでした。
同時に、音楽が関ジャニ∞からすばるくんを連れ去ってしまうのかと思い、音楽が嫌になりました。
大倉くんが言っていたように、それは日本でもできるのではないかと思いました。
しかも、メンバーから留学した後関ジャニ∞に戻ればいいという案も出ていて。
なんですばるくんは脱退する道を選んだのだろうと考えました。
これは私の憶測になってしまいますが、すばるくんの性格からすると
「甘えたままではだめだ。関ジャニ∞で経験したことを糧に、あえて1人で新しい道を切り開きたい。厳しいことも経験して、音楽を深めたい。こんな感情を抱いたまま中途半端に活動をしてファンを傷つけたくない。」
という結論に至って、脱退する決断をしたのかなと思いました。
あまりにも真っすぐで、不器用で。でもこれが渋谷すばるという人でした。
自分の信念を曲げない。中途半端なことはしたくない。ファンと真正面から向き合いたい。
だから私は好きになりました。
私たちは、すばるくんから気持ちを真っすぐぶつけられて、ちゃんと向き合って。
ストレートに愛を受け取っているのではないか。
そんな思考に切り替わりました。
そうだったら、私たちファンは幸せ者です。1人のアイドルと嘘偽りなく向き合ってる。
改めて、渋谷すばるファンでよかった、誇りだと思いました。
真っすぐに生きているすばるくんが愛おしくてたまりませんでした。
アイドルだった21年間に後悔はしてないのかな?と不安になりましたが、
「アイドルであった、関ジャニ∞であったことは人生で一番の誇りだ。」
と言ってくれたので、応援してよかったと安心しました。
そしてファンより辛く重い気持ちであろうメンバー。
21年来の親友で、プライベートも頻繁に遊んでいた横山裕くん。
あまり涙を見せない、いつでも背中を押してくれる彼が、「この日が来ないでほしかった」と泣いていました。
同じく21年来の親友かつ同郷で、メンバーでありファンでもある村上信五くん。
メンバーそろっての脱退会見という異例の状況を「口下手な男を1人にはできない」とたくさんの優しさで溢れていました。
すばるくんの才能や性格、言動などすべてを尊敬し愛している丸山隆平くん。
「前の夜に思いのたけを綴ったメールを送りました。彼と2人だけで共有しておきたいです。」と相変わらずの愛を見せてくれました。
昔から関係が濃く、音楽でつながっていた安田章大くん。
残念ながら会見には出席できませんでしたが、音楽を愛している者どうし、分かり合って背中を押して、「行ってらっしゃい、倍々!」と言葉をかけてくれました。
Jrの頃から憧れで尊敬をしている錦戸亮くん。
「Jrの頃の僕を可愛がり、道標を示してくれた先輩の決断を僕は応援します。」と決断を真正面から受け止め、エールを送っていました。
特別扱いをされがちなすばるくんを唯一対等な立場で接していた大倉忠義くん。
「勝手な決断をしたすばるくんを嫌いになれなかった。」と正直な気持ちを話して、変に取り繕わずに真っすぐにすばるくんと向き合っていました。
こんな6人の姿を見て、ファンがとやかく言う必要はないなと思いました。
私たちが思ったであろう疑問、悲しみ、不安をきっとメンバーは全部すばるくんにぶつけたと思います。
それでもすばるくんは気持ちが揺るがなかった。
メンバーがしつこいぐらい言ってこれなら、ファンはどうにもできません。
憎いぐらいすばるくんが真っすぐ前を見てて。
メンバーも話し合いを重ねて今はすばるくんの背中を押して前を見ている。
なら、私も時間はかかるけど彼らと同じ方向を向きたい。
7人それぞれを応援できるようになりたい。
そう思うようになりました。
「置いていかないで」「寂しい」
そんな気持ちが全て無くなったわけではありません。
今でもすばるくんはずっとここにいてほしいと思ってます。
だけど、それではいつまでも彼らと同じ方向は見れないので。
少しずつだけど、応援できるように気持ちを整理したい。
そしていつか、すばるくんが表舞台に立つ時が来たら
「すばるくんおかえりなさい!!ずっと待ってたよ!」
と笑顔で迎えられるように、7人のように頑張っていきたいです。
渋谷すばるくん。
9月でTwitterを停止して、元気づけようと関ジャニクロニクルを見て、
あなたに、関ジャニ∞に出会いました。
ト書きハウスの「鼻キス」指令が出た時のすばるくんの反応に
「ただの関西のおっさんだと思ってたら、何この可愛い人・・・?」
と衝撃を受けて、すぐに歌を聴いて、あなたを好きになりました。
きっかけはちっぽけなものでも、私の中では大きな出来事でした。
それまでジャニーズアイドルに偏見を持ってて苦手だった私が、
あなたと、関ジャニ∞のおかげで、アイドルの概念が変わりました。
アイドルとは?という質問に「何でもすること」と答えたのは忘れません。
音楽が大好きで、全力で歌で気持ちを伝えてきたすばるくん。
メンバーと一緒に居て、笑顔があふれていたすばるくん。
”eighter”という名称の名付け親で、自分らしくファンを大切にしてくれたすばるくん。
独特のセンスでメンバー含め、多くの人を笑顔にしてきたすばるくん。
アイドルというものを適当に考えず、いつでも全力で向き合ってきたすばるくん。
大切な軸はぶれずに、いつも正直に、真っすぐ生きていたすばるくん。
言い出したらキリがないほど、魅力にあふれていました。
受験で過去最高に気持ちが落ちていた時期に、たくさんの幸せと元気をもらいました。
半年間という、とっても短い期間でしたが、
関ジャニ∞と過ごした半年は、今後の人生で忘れたくない、大切なものです。
初めてアイドルを好きになったのが関ジャニ∞でよかったです。
この短期間で、7人の関ジャニ∞に出会えて幸せでした。
今後は6人での活動になってしまいますが、
6人の関ジャニ∞は今までと同じような気持ちで見れませんが、
ツアーに参戦して、6人のスタートを見届けて、私なりに応援していきます。
丸ちゃんの「メンバーなのは変わらない」という言葉を心に留めて。
今回のことで永遠はないと思いましたが、
敢えて私は、この気持ちを忘れたくないので、使います。
21年間、たくさんの人に幸せを届けてくれてありがとう。